家庭教師によるセクハラにご注意
学校教師の生徒に対する性犯罪事件のニュースをたまに聞きますが、近年、密室で1対1で生徒と接することの多い家庭教師がセクハラをしてしまうケースが問題になっています。
目次
家庭教師によるセクハラにご注意
家庭教師による性犯罪
家庭教師の、生徒に対する強姦や強制わいせつなどの性犯罪。そういった事案が発生していないのか、それとも表に出ていないだけなのか、あるいは一般の犯罪として扱われているのかわかりませんが、家庭教師による性犯罪は、学校教員の性犯罪程ニュースになることはありませんね。
家庭教師によるセクハラ
そんな中、近年問題になりつつあるのが「家庭教師によるセクハラ」です。とくに、家庭教師側の意識が低いために発生してしまう場合が多くあります。
セクハラとは
セクハラとは、セクシャルハラスメント、つまり「性的嫌がらせ」のこと。相手の意思に反して、性的に不快な気分にさせることです。
大手家庭教師派遣会社の対応
家庭教師派遣の大手企業の場合は、教師採用の際に口を酸っぱくしてセクハラの注意をしますし、具体的にどういう行為がNGかを詳細に指示していると思います。某社などは、異性に教える際にはご家族の目の届く範囲外での指導を禁じているとのことです。
個人家庭教師の場合
一方で、企業を通さず個人でやっている家庭教師の場合、そういった対策は当然ながら自分次第です。一般的な感覚をもつ普通の家庭教師は、異性に(特に男性教師が女子生徒に)教える際には同性よりも神経を使い、生徒を不快な気分にさせないよう注意していると思います。ただ稀に、セクハラ問題に対する意識の低い家庭教師や、セクハラを意識しているけれども鈍感で生徒が不快になっていることに気づかない家庭教師も存在します。
家庭教師によるセクハラの例
生徒の身体に触れる行為、例えば頭をなでたり肩をポンポン叩いたりすることは、セクハラに該当するので当然避けるべきです。極端な例で言うと、合格が決まったときの握手すらもセクハラに該当する場合がありますから、家庭教師側から握手を求めることは避けるべきと考えます。
また、直接身体に触れなくても、コートについたゴミを取ってあげたり、必要以上に近づくこともセクハラとなる場合があります。また、恋愛関係の話題や、容姿を褒めたりすることも該当します。痴漢犯罪と同様、疑わしきはアウトです。
私のセクハラ対策
私の場合は、女子生徒に教える際には、密室やご家族のいない時間帯での指導は避けますし、先述したようなセクハラに該当する可能性のある行為をしない、というガイドラインを作り、ご家庭との最初の面談の際に提示しています。そうすることで、男性教師に教わる不安を少しでも払拭し、契約に結びつく確率がアップすると思っています。