家庭教師なんかいらない!

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家庭教師について 親御さんに向けて

中学受験に関する一考察その2(エピソード)

まずは前回のおさらいから

こんにちは、Fです。

前回は、地方都市から「そこそこ大都市と思われる場所」に
生活の拠点を移した私が、「中学受験対策」をすることになった
話をさせて頂きました。

最終的に、小学生を教えたいと思っている同業の方々や、我が子に
中学受験をさせたいと考えている親御さんに少しでも役に立つような
考察を加えることが出来れば幸甚です。

今回は、考察を加える前提となる、3つのエピソードを紹介したいと
思います。

Fが担当した生徒のエピソード

では早速、私Fが担当した子どもたちのエピソードを紹介していきたいと
思います。

生徒のエピソードその1

初めのお子さんの事例は、意外によくあるケースではないかと思います。

このお子さんと私Fが一緒に勉強することとなったのは、受験も間近に
迫ってきた、11月の末の事でした。

彼は4年生の頃から集団塾に通っていたようでしたが、このままでは
志望校には全然届かないという事で、最後の頼みの綱として、
家庭教師を頼ってきたという事でした。

指導してみると、確かに志望校に短期間で到達するのは絶望的でした。

「3年余り集団塾に通ってきたのはいいが、お金をかけただけで
全然リターンとして返ってきていない」と瞬時に思ってしまった
ものです。

このお子さん、最終的には、志望校を1.5ランクほど下げて受験。
それだけ下げてもかなり合格が危ぶまれましたが、どうにか合格
することが出来、ほっと胸をなでおろして現在に至ります。

生徒のエピソードその2

次のお子さんは、私が引っ越して比較的最初の頃に担当することと
なった事例です。

このお子さん自身は、全く中学受験をしようなどとは考えて
いませんでした。

親が良かれと思って決めてしまったのですね。

「うちの子、学校の先生受け悪いから高校受験したら内申点で
落ちそう。だから内申書のない中学受験で大学附属校に入れて
しまえ」と。

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しかし、元々担任受けの良くない子供が、親に無理矢理受験を
決められた状態で家庭教師を始めても、たかが知れています。

最初は「これでもか」という位に全く口を利かず、学校で習った
事以外は一切受け付けない、という態度でした。

この子も最終的には、その1の子と同じ中学に合格するのですが
(この子の場合は、快挙です)、最初の上記のような状態から
どのようにして、合格するに至ったのでしょうか。

これが次回以降の記事における考察内容の一つになります。

お楽しみに。

生徒のエピソードその3

三人目のお子さんは、上記2人に比べると、相当学力の劣った
お子さんになります。

このお子さんは、元々別な家庭教師の先生が担当されて
いましたが、その先生がご家庭の都合で海外に行かれるとの
事で、私が引き継ぐことになった事例になります。

このお子さん、元々は学校の授業が理解不十分という事で
家庭教師を付けることになったのですが、いつの間にか
中学受験をする前提になってしまっていたようです。

実際に指導してみると、その2のお子さんとはまた異なった
意味で難敵でした。

小学校の授業の理解が危ういだけに、例えば算数の文章題
のような「筋道を立てて考える」問題は到底無理。

しかも集中力が続かず、途中で寝てしまうこともしばしば。
(中学受験を決意した時点で、個別指導塾も併用するように
なり、塾の後に家庭教師を入れていたから尚更です。)

この子も、実は無事に志望校に合格することが出来ました。

この子を通じて学んだことがあるのですが、それは次回以降の
考察記事で書かせていただくこととします。

この記事のまとめ

次記事以降の考察に先立って、3人のお子さんのエピソードを
書かせていただきました。

今回のお子さんは、全員男子です。

女子も何人かいれば、さらに考察の幅が広がったのではないかと
思いましたが、この3人のケースでも、十分に役立つ考察が
得られるのではないかと思います。

それでは次回、考察編に入っていきますね。

ではまた。

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